新生児の頃に着ていた、
もう小さくなってしまった服たちを
しまって、
これから着る服を新たに出した。
多くの贈り物をもらった娘は
生まれる前から衣装持ちで、
何も買う必要がないくらいだった。
小さくなってしまった服たちが
愛しくて愛しくて
奥にしまうのが惜しくて寂しくて
何度も娘の身体にあててみては
あっという間に過ぎた時間を懐かしむ。
やわらかなガーゼの肌着。
退院のときに着たサマードレス。
ちいさなちいさなミトン。
抱きしめたいような気持ちで
箱をとじる。
そして、わたしが買った服たちは
どれもこれも大きすぎて
またさらに買い足すはめに‥
まだ着れないとわかりつつも
ついつい買ってしまう。
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