20年後のぼくへ タイムカプセルから掘り起こされたものは相方が五年生のときに書いた、作文と詩と、名前入りの鉛筆。詩は、小学生の男の子ならではの壮大な発想でおもしろくて肩を震わせながら何度も読んでしまった。20年後の自分を想像した作文は、まだ見ぬ未来への夢にあふれていた。実際の20年後のぼくは、犬二頭を溺愛し、一児の父となっている。それもなかなか悪くないねと話す。そして、次の20年後は娘が成人する年。その頃には娘と一緒にお酒を飲めるかなとぼくはうれしそうに言う。
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