写真のハニョと娘。
ハニョがボールで遊んでいたら、
娘がつかまり立ちして近づいて
それ欲しい 、ちょうだいと
手をパチパチさせた。
それはハニョのだから
こっち来て一緒にあそぼう、と
わたしが娘に言うと
ハニョはわたしの顔と娘を交互に見て
自分の抱えていたボールを鼻先で押して、
トン、と娘の前に落とした。
びっくりした。
抱えたものは離そうとしないハニョが
自分が遊んでいたのに、
娘にそれを渡してあげるなんて。
ハニョはどんな気持ちで
貸してあげたのかな。
それを思うとなんだか胸がいっぱいになって
ハニョをぎゅっと抱きしめた。
ハニョは、ふんーと安心したような
息をもらして、目を閉じた。
五年間。
昨日は、ハニョが家族になった日。
五年前の昨日、
一人暮らしの家にハニョを迎えた。
最初は鳴いてばかりだったね。
突然知らない家に来て、
きっとたくさん不安だったよね。
イタズラもいっぱいしたね。
いや、それは今もか…。
あの頃からの日々を思い出して
ハニョにたくさん話しかける。
わたしはハニョを幸せにできているかな?
もっともっと、ずっとずっと
幸せにしてあげたいよ。
ハニョ。
わたしの心の源であり、最高の相棒。
家族になってくれてありがとう。
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