始まったばかりの闘いと、救い。
長くなりますが、続きです。
土曜日、シャビは心臓エコーの検査もしました。
キャバリアの宿命である、心臓病。
(僧帽弁閉鎖不全症)
若年齢で発症する子も多く、
ほぼ100%がいずれなると言われています。
5歳での発症率は約50%だそうです。
そして去年、
シャビは5歳、ハニョは5歳まであと少しの時の検査で
2頭ともに、心臓の肥大が認められました。
大丈夫、きっと大丈夫。
どこかでそう思っていた、
思いたかったわたし達は帰り道、
言葉少なでした。
でも、落ち込んではいられない。
今のうちにできることをやろう。
まずは短いスパンで定期的に検査を受けて
進行具合を知ろう。
そう決めて、この一年、3か月に1度の割合で
心臓エコーの検査を受けてきました。
何か疑わしいことが起きた時には
必ず複数の獣医さんに診てもらいます。
今回も二か所で検査を受けて、
ハニョは疑わしい程度で進行はないこと、
シャビは心臓からの血液の逆流が始まっていることを聞き、
シャビだけ継続して検査を受け、
どれくらいの早さで進行しているのか、
くわしく診てもらいました。
もし進行が早ければ投薬を開始し、
進行がゆっくりなら引き続き様子を見る、
それがベストだと説明を受け、
祈るような気持ちでした。
一年に渡って見た結果、シャビも進行は非常に遅く、
本当にわずかな進行しか見られないことから、
投薬もまだ必要がなく、
検査自体も今後は半年に一度程度で大丈夫との
診断に、心底ほっとしました。
自覚症状もない時点でキャッチできたことは
よかったと言ってもらえました。
あまりに激しい運動を飼い主がさせることは
避けたほうがいいけれど、
ドッグランも散歩も、2ワンが自ら動くぶんには
なんら問題がないと。
はしゃぐのが大好きなシャビ。
まだまだ元気に走らせてあげたい。
本当によかった。
2ワンの心臓肥大が始まったと知った一年前、
苦しくて苦しくて、どこかに救いが欲しくて
わたしが思ったのは・・・
ふたりが同じ速さで年を重ねている、
というたったひとつの救いでした。
わたしと相方は偶然、
ほぼ同時期に犬を迎えていたため、
もともとは別々に暮らしていた2ワンの年齢差は、
わずか3か月半。
もし一方が若く、一方が先に老いていったなら
一頭だけが走る姿を見るのは
老いたひとりはつらかっただろう。
一頭だけが動けなくなるのを見るのは
若いもうひとりがつらかっただろう。
これだけ仲の良い、いつも一緒の2頭だから
どちらもきっとつらいだろう・・
でもふたりは、同じ速度で年を重ねている。
だから、老いていくのも
動けなくなるのも、きっと同じくらいの時なんだよ、
ふたりで一緒に年をとっていけるんだよ、
だから寂しくないからね、と
ほとんど泣きながら、
やわらかいぬくもりに埋もれて言っていた。
ナーヴァスになったのは、その一日だけ。
あとは前を向いている。
心臓病とのつきあいはまだ始まったばかり。
生涯をかけての長い長いつきあいになるけれど
その時の最善を尽くして
一緒に頑張っていきます。
土曜日、シャビは心臓エコーの検査もしました。
キャバリアの宿命である、心臓病。
(僧帽弁閉鎖不全症)
若年齢で発症する子も多く、
ほぼ100%がいずれなると言われています。
5歳での発症率は約50%だそうです。
そして去年、
シャビは5歳、ハニョは5歳まであと少しの時の検査で
2頭ともに、心臓の肥大が認められました。
大丈夫、きっと大丈夫。
どこかでそう思っていた、
思いたかったわたし達は帰り道、
言葉少なでした。
でも、落ち込んではいられない。
今のうちにできることをやろう。
まずは短いスパンで定期的に検査を受けて
進行具合を知ろう。
そう決めて、この一年、3か月に1度の割合で
心臓エコーの検査を受けてきました。
何か疑わしいことが起きた時には
必ず複数の獣医さんに診てもらいます。
今回も二か所で検査を受けて、
ハニョは疑わしい程度で進行はないこと、
シャビは心臓からの血液の逆流が始まっていることを聞き、
シャビだけ継続して検査を受け、
どれくらいの早さで進行しているのか、
くわしく診てもらいました。
もし進行が早ければ投薬を開始し、
進行がゆっくりなら引き続き様子を見る、
それがベストだと説明を受け、
祈るような気持ちでした。
一年に渡って見た結果、シャビも進行は非常に遅く、
本当にわずかな進行しか見られないことから、
投薬もまだ必要がなく、
検査自体も今後は半年に一度程度で大丈夫との
診断に、心底ほっとしました。
自覚症状もない時点でキャッチできたことは
よかったと言ってもらえました。
あまりに激しい運動を飼い主がさせることは
避けたほうがいいけれど、
ドッグランも散歩も、2ワンが自ら動くぶんには
なんら問題がないと。
はしゃぐのが大好きなシャビ。
まだまだ元気に走らせてあげたい。
本当によかった。
2ワンの心臓肥大が始まったと知った一年前、
苦しくて苦しくて、どこかに救いが欲しくて
わたしが思ったのは・・・
ふたりが同じ速さで年を重ねている、
というたったひとつの救いでした。
わたしと相方は偶然、
ほぼ同時期に犬を迎えていたため、
もともとは別々に暮らしていた2ワンの年齢差は、
わずか3か月半。
もし一方が若く、一方が先に老いていったなら
一頭だけが走る姿を見るのは
老いたひとりはつらかっただろう。
一頭だけが動けなくなるのを見るのは
若いもうひとりがつらかっただろう。
これだけ仲の良い、いつも一緒の2頭だから
どちらもきっとつらいだろう・・
でもふたりは、同じ速度で年を重ねている。
だから、老いていくのも
動けなくなるのも、きっと同じくらいの時なんだよ、
ふたりで一緒に年をとっていけるんだよ、
だから寂しくないからね、と
ほとんど泣きながら、
やわらかいぬくもりに埋もれて言っていた。
ナーヴァスになったのは、その一日だけ。
あとは前を向いている。
心臓病とのつきあいはまだ始まったばかり。
生涯をかけての長い長いつきあいになるけれど
その時の最善を尽くして
一緒に頑張っていきます。
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Comments
うーたんさんはじめまして!
コメントをいただいてありがとうございます。
キャバリアと暮らしたくて雑誌を見ていらしたなんて、
そんな堅実な姿勢なのに、
ふざけたハニョが紹介されていてすみません・・
ブログには取材のお話をいろいろいただきましたが
今考えても、キャバリアでなぜうちに話が来たのか
不思議です(^_^;)
その後キャバリアと暮らしているなんて
わたしまでうれしいです!
男の子のお子さんもいらっしゃると
にぎやかでしょうね。
脊髄空洞症・・本当にショックだったでしょうね。
キャバリアに多い病気だとは知っていましたが
そんなに若くしてなってしまうなんて。
何をしてあげたらいいのかと悩むお気持ち、
本当によくわかります。
とにかく痛みなどをのぞいてあげたい気持ちも。
進行が遅れて、少しでも症状が楽になることを
わたしも祈っています。
長い闘いでおつらいと思いますが頑張ってくださいね。
わたしが前向きな姿勢と書いていただいて
実は驚きました。
わたしは、自分のことに関しては
とっても悲観的で皮肉屋なんです。
でも家族や友人のこととなると、すごく前向きで強くなれます。
人は大切な存在のためなら頑張れるんでしょうね。
お互い一歩ずつ頑張りましょうね。
コメントをいただいてありがとうございます。
読みながら胸が詰まり、泣けてしまいました。
任三郎くん、3歳からの闘病、大変だったでしょうね。
9歳じゃまだまだ早い、と悲しみも深かったでしょうね。
ぴぃちゃんは寂しかっただろうな、そんなことを考えると
こちらも寂しくなってしまいますね。
ぴぃちゃんも頑張っているんですね。
寝たきりからまたお散歩に行けるようになるなんてすごい!
お友達のキャバちゃんも腹水がたまるようになり、
余命宣告をされながらも再び歩けるようになりました。
犬の生命力は人間のはかり知るところではないのでしょうね。
どうか症状が少しでも楽になって、
任&ぴぃのおかあちゃんさんにも安心してもらいたいです。
うちの姉宅の犬はガンで17歳で亡くなりましたが
最期のほうは、会いに行く時も、いつも
これが最後かもしれない、と苦しい気持ちでした。
その時に姉から「祈っていてね」と言われて
「よくなるように、ってそんなことじゃないよ。
この子がうまく、苦しくなく逝けるように祈ってあげてね」と。
それを聞いて大泣きしました。
覚悟を決めている姉のせめてもの願いだったんだと思います。
任&ぴぃのおかあちゃんさんの気持ち、
きっとぴぃちゃんに伝わっています。
じゃなければそんなにも頑張れません。
どうか穏やかな日々がただ続きますように。
わたしも、頑張ります。
marthaさん、ありがとうございます。
お嬢さんのこと、悲しみを思い浮かべただけで
苦しくなります・・
喪失の悲しみは、ほかの何とも比べようがないものかと思います。
でも、その存在以外には代わりがいないと思っても
不思議と、モフモフのわんこは知らず知らずのうちに
悲しみをやわらげて癒しを与えてくれますよね。
まだ若い、まだ若いと思いたくても
寝る時間が増えたり、茶白の茶色い部分に
ほんの少し白い毛が増えてきたりと
否応なしに時の流れを感じるこの頃です。
でもわたし達飼い主は、
いつかやってくる悲しみを思ってひるむよりも、
一緒にいられる今、たくさんたくさん愛することを
心がけないといけないですよね。
いや、もうこれ以上愛せないくらい愛しているんだけれど(笑)
トライ、可愛いですよね~!
ブレンとは違ったはしゃぎっぷりや顔立ちに
魅力を感じます。
二頭のシャ。は全然性格が違うんですが、
どちらも個性があって、これまた可愛い♪
けいさん、ありがとうございます。
ふくちゃんは11歳なんですね。
今まだ6歳でも、もう6歳か・・と
ふとあれこれ考えてしまうので
お気持ちお察しいたします。
ただただ、長く一緒にいたいですよね。
今を生きるワンコは人間みたいに
先を思って憂いたりしないんだろうな~と
悲観的になりそうな自分を戒めたりもします。
本当に、「今」を大切にしていきたいですね!
あっきーさん、ありがとうございます。
6歳で投薬が始まったんですね。
重々わかっていても、悲しいですよね・・
でも愛おしい気持ちも日々増えていくこと、
本当によくわかります。
昔だって今だってこんなに可愛いのに
これ以上どうしよう、と思ってしまう(^_^;)
犬にとっては飼い主が世界のすべてだと思うので
出し惜しみせずに毎日好き好きしたいですね~
(今でもしていますが。笑)
mikoちゃん、ありがとう。
ハナちゃんも若くして目の病気で、
mikoちゃんも本当に心配が募って何度もつらくなっただろうね。
受け入れるまでとてもしんどいけど
受け入れたら頑張るしかないよね。
mikoちゃんのおうちだからこそ、細やかなケアができているんだと思うよ。
大事な家族を最期まで大事にする!と気持ちを強く持って
お互い頑張ろうね。
お返事が遅くなってしまってすみません。
キャバリアの心臓病は、ほとんどの子が発症すると言われています。
悲しいですよね・・
半年で三度の手術はとっても大変でしたね。
手術は、不安でたまりませんよね・・。
飼い主として最善のことをしようと思っても
犬たちにとってはどうなんだろうと考えるとせつなくなったりしますが
できるだけ元気で過ごせるようにお互い頑張りたいですね。
キャバリアと一緒に暮らしたい!思ってから、
本や雑誌を見ていた時に、やえさん(すみません、馴れ馴れしくお呼びして)
のブログを知り、書く文章が好きで、以前のブログから読ませいただいてます。
たぶん、年齢は同じくらいかな?とか
私も、去年、男の子を出産したり、と勝手に親近感を持っています。
それから、もうすぐ4歳なるキャバリアの女の子がいます!
キャバリアの心臓病は、あまりにも有名ですよね。
私達も、心臓病のことは覚悟してるつもりでしたが…
1歳過ぎたころから、気になる症状が出始め…
去年、MRI検査で、脊髄空洞症と診断されました。
めちゃくちゃ、落ち込みました…
進行性で、治る病気ではない、と。
再発率の高い手術をすべきなのか
ずっと飲み続けなけばならない投薬治療か…
すごく悩みました。
結果、医師と相談しながら
今は、お薬でがんばっています。
少しでも、症状を和らげ進行を遅らせてあげたいです。
飼い主として、何をしてあげたらいいのか
って、いつも思いますね。
やえさんの、
何事にもいつも前向きな姿勢が素晴らしいと尊敬します!
はじめてなのに、長々とすみません。
兄犬は10歳から投薬しました。それまで大丈夫だったのですが去年4月に急変し肺に水が溜まるようになり薬を変えました。何度が薬を変えながら一時は寝たきり状態になったものの少しづつ調子を取り戻しお散歩にもいけるようになりました。そして現在はまた闘ってくれています。3月から腹水が溜まるようになり毎週抜いてます。昨年の時点でいつどうなってもおかしくない状態ですと獣医さんからは言われてます。でもぴぃちゃんが頑張ってくれている限りわたしと夫も最善を尽くしてあげなくては!とそれだけを思って暮らしています。弟犬が亡くなってしまったあとこのぴぃちゃんにどれだけ励まされたかはかり知れません。お願いできるのであればもしものときはただただ穏やかに・・・とそれだけです。しゃびちゃんたちはまだまだ大丈夫!でも飼い主の責任としてケアできるものはなんでもしてあげたいですね。お互いにがんばりましょう!
想いは一緒なんだ~と勝手う嬉しくなりました。ありがとうございます。
うちも白内障から緑内障へと進行してしまったけれど、
受け入れて出来るだけのことをしてあげたい。ただただそう思っています。
悲観しててもいいことないもんね!前を向いて家族の老いも、成長も見守っていこうねっp(^_^)q
うちも白内障から緑内障へと進行してしまったけれど、
受け入れて出来るだけのことをしてあげたい。ただただそう思っています。
悲観しててもいいことないもんね!前を向いて家族の老いも、成長も見守っていこうねっp(^_^)q
うちの子も、この半年で白内障、チェリーアイ、皮膚病で三度の手術をしましたがやっぱり 病気になるたびに重たい気持ちになってしまいます。
二人がこれ以上病気が進まない事をほんとに願っています(>_<)