雨、ときどき快晴。

気の向くまま、風の向くまま、生息中。ただひたすら怠惰に眠るのが、目下の夢。
気の向くまま、風の向くまま、生息中。

ただひたすら怠惰に眠るのが、目下の夢。
窓辺の花

窓辺の花

お盆がやってきて
2ワンと散歩をしながら
遠い空をぼんやり眺める。

七夕の日も、
もし一年に一度だけ会えるなら、
と願っていた。

通院も終わったし、体調もやっと戻って
すこしずつ元気になってきたはず。
前へ進んでいるはず。

そう思っても、時折どうしようもなく、
胸が締めつけられるほど苦しい。

涙を流す回数は減った。

毎日何度もひとりでこっそり泣いていたのが、
泣かずに過ごせるようになった。

それでも、まだ時折はおさえきれず、
気がつけば涙を流している。

でも、ちびたちの前では一度も泣いていないよ。
あかるく笑って、抱きしめているよ。

ふと、よく考える。

どんなあなただったのかな。

どんな髪や、どんな瞳や
どんな手のかたちをしていたんだろう。

わからないから、それが見えないから…

最初は緑と白の花束を、
その翌週はオレンジとピンクのガーベラを、

その次は野の花のように可愛いブルーの花、
その翌週は黄色い花、

そして、その次は紫のバラ…

寒色と暖色の小さな花束を交互に買う。

今週は、淡いオレンジのような
色合いがきれいなお花を選んだよ。

窓辺の小さな花を見つめる。

あなたにはどんな色が似合ったんだろう。

遠い場所から見てくれているかな。

見守ってくれているかな。

なんとか頑張っていると認めてくれるかな。
本当に前へと進んでいるのかな。

新盆だから、
もしかしてそばに来てくれるのかな。
夢でもいいから会いたい。

でも、たとえ会えなくても心にあるから…
心で想っているから、
遠い先でも、いつか会えたなら。

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2013.08.18 23:44
やえ
*marthaさん

marthaさん、ありがとうございます。
悲しみはきっと消えない・・・
そう言っていただけて、
心のどこかで安堵する自分がいます。

marthaさん、とてもお辛かったですよね。
ちょうどわたしがこの記事をUPした時がお誕生日だったんですね。
忘れられないし、忘れる必要などないのだと思います。

先生から「誰にもどうしようもないことで、
ふたりとも精一杯頑張ったのだから
これ以上悲しんではいけない」と言われて
頭ではわかっているのに、気持ちは悲しみから遠ざかりませんでした。
だから今は、悲しくなった時にはひとりこっそり泣いて
また少し前へと進んでいます。

そう、その子は誰の代わりでもなく、
ただ、唯一の存在なんですよね。たとえ何年経とうと・・・。
心の中にその子だけの場所があるんですよね。

わたしもいつか、この世界と別れる時に
やっと会えるのだと、旅立ちの時まで想っていたいです。
そう思えば、時に世知辛いこの世界でも
頑張っていける気がします。

2013.08.18 23:27
やえ
*ケイさん

ケイさん、お気遣いありがとうございます。
もっとつらい人はいる、もっと大変な人はいる、
何度もそう言い聞かせたのに、足が止まってしまって歩き出せず、
ただただ悲しみに震えていました。

それでも、折り重なって甘えてくる子たちのおかげで
笑顔になれています。
書いてくださったように、想うことはやめられないと思いますが
それでいいんですよね。

2013.08.18 23:15
やえ
*任&ぴぃのおかあちゃん

任&ぴぃのおかあちゃんさん、ありがとうございます。
少しずつ、一日ずつ心身ともに回復していると実感しながら
時折、空虚な気持ちに覆われて、ただ苦しくなります。
ふだんから、自分のことでは冷静なつもりでしたが
理性ではどうしようもない悲しみがあるんですね・・・

でも、そういう時はひとりの時です。
娘やハニョシャビといる時はしっかりしています。
きっと、一緒にいるだけで支えになっているんですね。

仰るとおり、元気でいないといけませんね。
何もかもを信じるわけではないけれど、
もし空の上から一瞬でもわたしを見てくれる時があったなら
その時はあかるい笑顔を見てほしいと思うから。
ぴぃちゃんもきっと見てくれていますね。

2013.08.17 09:35
martha.
悲しいけれど。辛いけれど。
悲しみはきっと消えないと思います。
でも、悲しみが消えることの方がこわい。
8月15日。25回目の誕生日でした。
普段強気な夫が静かに泣いていたのも知っています。
3人の弟妹たちが元気に育った今も、やはりあの子の場所は確かにあります。
「生まれかわりだね」とか「3人もいるんだから」とか言われても心の中で「違う!違う!」と叫んでいました。
かけがえのないひとり。
いつか自分の人生を全うしてあの子のいる場所に行けたら、その時こそ会えると信じています。
やえさん。
心の中のその子の場所を大事にしてあげてください。

2013.08.16 09:48
ケイ
やえさん、悲しいお別れがあったのですね。掴みかけていたのが確かにそこに在ったのに…。どんなに辛い事でしょうか。想う気持ちに思い出があるのはまだ幸せかも知れませんね。あれこれと考えてしまう、想いを馳せてしまうやえさん。どうか、たくさん想ってあげて下さいね。きっと、こつぶちゃんのように満面の笑みを浮かべる事と思います。

2013.08.16 01:21
任&ぴぃのおかあちゃん
やえさん
残念な哀しい辛い出来事があったのですね。
ただただお察しします。
わたしは必ずあえるときがくると思っています。その時笑顔のやえさんでなければやえさんのあなたはさがせなくて困ってしまうでしょう。どうか少しずつ少しずついつものやえさんになっていってほしいです。
やえさんのあなたはやえさんを見守っているに違いないと思います。
そしてありがとうと言ってると思います。
わたしは独りでいると今まで経験したことのない感情に囚われることがあります。
でも向こうにいるこ達がわたしの涙のために雨降り地区でずぶ濡れにならないようにしなきゃとその都度思い直す。その繰り返しです。
うまく言えませんが時が必要なことありますよね。

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