引き出し一杯の手紙 | 雨、ときどき快晴。

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気の向くまま、風の向くまま、生息中。ただひたすら怠惰に眠るのが、目下の夢。
気の向くまま、風の向くまま、生息中。

ただひたすら怠惰に眠るのが、目下の夢。
引き出し一杯の手紙

引き出し一杯の手紙

父の家の片づけは、のろのろとした進み具合。

10月退院を目標にしていたけれど、
介助がなければお風呂等はもちろん難しいことや、
きちんと飲ませないと、薬をすぐ溜め込んでしまうことなど
心配事項なども病院側から言われて
少しリハビリをやってはどうかとの提案もあった。

薬を飲まないと症状は悪化してしまうのに
別に長生きもしたくない父は、すぐ面倒がって
薬を隠してしまうのです。

「病気を治す薬じゃなくて、
飲まないと自分の体調がつらくなる薬なんだよ。
今の体調を保つには飲まなくちゃだめなんだよ」と
何度(何十回?)説明しても、
その時は「わかった」と言うのですが、
翌日には同じこと・・・

バッグからごっそり薬が出てきたりして、
親の目を逃れて薬を隠す子どもか、と・・( ̄□ ̄;)!!

今、病院では薬を飲むまで見てくれているので
そういう環境があったほうがいいのでは?と
わたしも思うようになったり。

日々、迷いは続く。

そんな中での父の家の整理ですが
大切なものが入っている引き出しをあけたら
とある大量のモノが出てきました。

それは、わたしからの手紙・・・。

ここ数年のものから、一人暮らしの時に書いたもの、
日常に書いて送った手紙以外にも
旅先から送った絵葉書もあった。

旅先からは、いろんな国の消印が押してあった。
オーストラリアのシドニーや、N.Y、セブ島、
バリのウブド、タイの小さな小さな島、ピピ島・・etc

本当にいろんな場所から
父に手紙を書いて送っていたんだなぁ。

ハニョと暮らしてからは、
ハニョの写真もよく同封していた。

父との手紙のやりとりの中には
ユーモアを入れることが鉄則なので、
父はわたしが書いた文面で気に入った箇所があると
赤ペンで花丸をつけたり、
罫線を引いたりしていた。
こういうところ、わたしが子どもの頃から変わっていない。

読み返すとせつなくなるから、
ほとんど読まずにそのままそっとしまった。

また父が、この家のこの場所で
読み返してくれる日が来ますようにと祈りを込めて。

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