もう、思い出すのはつらく、
でも忘れてはいけないと思い返すような、
3.11が今年もやってきた。
ニュースの映像を観た娘に
「これなあに?どうしたの?」と聞かれ、
初めて震災のことを説明した。
しーちゃんがママのお腹にいる時にね、
大きな地震があったの。
こんなふうに話して聞かせる日が来たのかと
四年も経ったんだ、と実感した。
「しーちゃん、ママのお腹で泣いてた?
0歳だったから、こわかったかもしれないね」
とこつぶは言う。
ちょうど胎動を感じ始めた矢先だった。
吐いても吐いてもおさまらず、
ショック状態だったのは
娘がお腹で大泣きしていたからなんだろうか。
しっかり守らなければ、と思ったあの日。
四年目の今年は、
守る命がもうひとつ増えた。
大切な人を失った方々の悲しみに
終わりはないけれど
少しでも悲しみが癒えることを願ってやまない。
そして、時に多くを望んでしまうけれど
今営んでいる日常こそ、
何よりもの最大の幸せだと忘れないようにしたい。
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Comments
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ふつうに日常を過ごしていると
つい忘れがちになってしまうよね。
求めることも多くなったりして。
二歳だとやっぱり覚えていないんだろうね。
でもこれから繰り返し、毎年ニュースや映像で
少しずつ知っていくんだろうね。
最近、時々、このことをどうやって伝えたらいいだろう?と
思うことも出てきて、
子供に正しく事実を伝えることの大切さを
感じつつあるよ。
それは親の役目のひとつなんだね。
子供にも、ごく些細な日常を
いつか大切に感じてほしいなぁと願う…
伝えるのが難しいことも出てくるだろうけど
お互いがんばろうね!
本当にそうだよね。
いつも忘れちゃいけないな。
偶然にも、私もニュースを見ながら娘と震災の話をしていました。
まだ二歳だったあの日の事を娘はハッキリとは覚えていなかったけど、
私がいろいろと震災当日や、その後の話をしていると、少し、でも何となくだけど思い出したようで、恐い…としがみついていました。
私にしては珍しく、四年前、当日の出来事を母子手帳に書き記しているので、ちゃんと読み聞かせたいと思っています。
そして、恐い…だけではなく、やえちゃんが最後の一文で書いたような気持ちを持ってくれる人になってもらいたいなぁと思っています。