産まれてすぐの息子を
夫や双方の親たちがみんなで囲んで
「あなたによく似てるよー」と言われた時は
麻酔の気持ち悪さで朦朧としつつ、
えーどこらへんが似てるんだろう?
と思っていた。
その後も、助産師さんや病院のスタッフの方に
「目元・口元がよく似ていますね〜」
と言われても、ピンと来なかった。
友人たちも息子を見るたび、
「目がもう(笑)あなたに見られてるみたい」
と笑い、
買い物中に見知らぬ人からも
「ママに似てるわね」と話しかけられて。
いやわたし、こんなタレ目じゃないよな…と
心で首を傾げつつ、
娘の時には言われなかった「似てる」という言葉に
なんとなく戸惑っていた。
だけど、この頃…
息子がじっとわたしを見るまなざしに
ふいに、鏡の向こうから
こちらを見られているような錯覚に陥って
ぎょっとする。
この見慣れた目は、と。
そうか、似ているのかなぁ…
3ヶ月経って、やっとそう思ってきた。
自分に似た小さな人を見るというのは
不思議な気持ちだ。
かつて父も、ずっとずっと昔、
幼いわたしを見てそう思ったのかな。
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Comments
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そうだよね、リコママちゃんのおうちも
旦那さん似よね…(笑)
先日年賀状の整理をしていたんだけど
2歳の小さな莉子ちゃんを見て、懐かしかったよ〜。すごく可愛かった!
当たり前だけど顔つきも今と違って、
子どもはどんどん変わっていくね。
男の人は産んだ実感もないから
自分に似て、親としての実感が沸いて
ちょうどいいのかも…?(^-^)
http://unbe.tuna.be
marthaさん、遅くなりましたがありがとうございます!
赤ちゃんは、こんなに濁りない目をしているんだなあとじっと見てしまいます。
本当に、その目に映るものが優しく穏やかな世界であるようにと祈るような気持ちです。
「すき好きノート」、知りませんでした!
ネットで調べてみましたが、とても気になります〜(*^^*)
書いていけるようなものなんでしょうか。
中を開いて見てみたいです。書店に置いてあるかなぁ。
私自身、「あなたに似ているね」と一度も言われないまま早6年…。
寂しいような…でも夫にそっくりなのは、それはそれで嬉しいような…母は複雑です(笑)
このまなざしで見つめられたら…。
その瞳に映る世界が平和で美しいものでありますようにと願わずにいられません。
ずっと、できるものならやえさんにお届けしたいなぁ、と思う一冊があります。
谷川俊太郎さん、作画安野光雅さんの『すき好きノート』です。
もしかしたらもうお持ちかしら。