雨、ときどき快晴。

今日はクリスマスイブですが…
息子、なかなかよくなりません。

微熱にはなったものの、
咳と鼻水、ゼイゼイした呼吸は変わらず。
食べたり飲んだりしようとすると
むせて吐いてしまいます。
母乳だけは受け付けるので
この５日はほとんど母乳のみ。
もともと、なかなか増えなかった体重も
減ってしまった。

咳き込んでは泣いて、
吐き戻しては泣いて、
わたしがちょっとでも離れようなら
大声で泣いて…

泣くとまた咳き込むので
本当に三日三晩(四日四晩？)
四六時中くっついて
眠るときも背中をさすっている。

しかも息子は揺られているのが好きなので
立ち止まったり、座ろうものなら
歩けと、揺らしてくれと泣く。

こつぶが、
「ママがきんちゃん抱っこして
立ってごはんを食べてるのは
座ると、きんちゃんが泣くからなんだよね」と言い、

「しーちゃんがあそんであげるから
そしたらママすこし座れる？」と言う。
本当は自分も抱っこしてほしくてたまらないはずの
娘のその優しさに泣けてきて
ぎゅっと抱きしめる。

ほんのわずかな間、息子と離れて
ふたりを見つめる。

並ぶ背中。後ろ姿のふたり。

つかまり立ちができるようになり、
おねえちゃんを追いかけて。

息子の涙とよだれと鼻水でぐちゃぐちゃの
自分の服を見ながら
ついこの間、今のわたしのようだねと
友人が教えてくれた短歌をそらんじる。

「子がわれか われが子なのかわからぬまで
子を抱き湯に入り 子を抱き眠る 」

くり返しながら、
泣き出したい気持ちに駆られ、
子どもたちよ、どうか元気に育って、と
彼女たちがこの腕からいつか飛び立つ時まで
必死に生きよう、と思う。