雨、ときどき快晴。

気の向くまま、風の向くまま、生息中。ただひたすら怠惰に眠るのが、目下の夢。
気の向くまま、風の向くまま、生息中。

ただひたすら怠惰に眠るのが、目下の夢。
5.29 一周忌。

5.29 一周忌。

昨日は父の命日、一周忌でした。

だいぶ前から宿を予約して
父のお墓がある秩父まで一泊で行ってきました。

ハニョ&シャビも連れて行きました。
一緒に、ゆっくりした気持ちで
弔いをしたかったから。

一周忌は家族だけで静かに、と思っていましたが
兄の法要をしたいという希望があったので、
お坊さんをお願いしたり、和室を用意したりして
叔父たちも来てくれて、一周忌の法要をしてきました。

命日の前に兄は、大阪の甲子園まで出掛けて
父を弔うように阪神VS巨人戦を観戦していました。
父が、中学生だった兄を連れて、
最初で最後の二人だけの旅行先に選んだのが
大阪城〜甲子園での野球観戦でした。

それから兄は何度となく甲子園へ行っていますが
父が亡くなった後の甲子園は、また違う意味を持ったようです。

山間深い場所に着いて、空を見上げながら、
あぁ、ここは父にいちばん近い場所だ、と
澄んだ心で思いました。

現地の天気予報は二日とも晴れの予報で
めずらしい・・と思ったら、
秩父に向かう途中で雨粒が車の窓をぽつぽつ叩き、
雨空になりました。やはり、ね。

翌日は快晴。澄みきった空でした。


わんこもOKのコテージに泊まり、
ゆっくり過ごしてきました。
緑が深い景色に子ども達は喜び、
2ワンは涼しい風に心地よさそうでした。


この一年、
涙に限りなどないのだと知るほどに泣き、

それは悲しみの涙だったり、悔いだったり、
思慕だったり、やるせなさだったり、
ただ会いたい気持ちだったり、
昔の記憶を辿ったことだったり、
様々な種類の涙だったけれど
泣かない日も増えました。
父を想うと必ずまだ涙が出てしまうけれど。


毎朝、父の写真に手をあわせて、
「おはよう。今日も一日頑張ってくるね。
見守っていてね」と話し、

帰宅後、同じように写真の前に立って
「今日もなんとかがんばれたよ。
精いっぱいやったつもりだよ。
でも、もう少し頑張れるかな・・」と
つぶやくことをくり返した一年。

一日一日を大切に。大事に。
些細な日常の出来事を大切に。

少しは前へ進めていると信じたい。

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2017.06.21 18:39
りる
ありがとう、やえさん。
やさしい返信に、お礼の言葉だけ、ね。

2017.06.20 13:48 *りるさん

りるさん、ありがとうございます。
遅くなってしまってすみません。

りるさんはお父様が亡くなられてから、もう20年以上も経つんですね。
わたしもこの先、少しずつ、穏やかな気持ちで思い出せるようになると思うと
ほっとします。

命日までの一年間、いろいろと考えた日々でしたが、
ワーワー言う子どもの声や
おんぶに抱っこにとのしかかってくる身体や、
ワンたちのちょっかいの前脚など
いくら悲しみを感じようとも、
誰かのぬくもりに中断されていたことが却ってよかったのかな、とこの頃思います。
通勤中は行きも帰りもしょっちゅう泣いていましたね。
それも、立ち止まって泣く時間の余裕はないので
歩きながらただただ泣くっていう・・。

これも歳を重ねるごとに形を変えていくのかな。
あと何年かだけでも生きていてもらいたかった、とは
やっぱり思ってしまいますね。
兄はここ最近、何度か大阪〜甲子園のあたりに行っています。
甲子園にまた行きたがっていた父を偲んで行っているようです。

息子くんとの関係も、わたしもあと10年?15年経つと
感じるようになるのかな。
息子の思春期や青年期はまだまだ想像しかできません(^^;
男の子は特に、考えていることがわかりにくいですよね。
りるさんも、えるちゃんに癒されながら、
穏やかな日々を送れますように。
初夏から梅雨へとうつりそうです。
体調にはお気を付けくださいね。

2017.06.07 12:56
りる
こんにちは。

何をどう書けばいいのか・・・しばらくは読み逃げのような(笑)状態でした。
でも、やっぱ、読み逃げはダメだ!と改心し、
言葉を残します。

家族の大切さ、家族への愛は、
きっと平和の中では、
その真の価値よりも過小評価されるモノなのかもしれません。
だから、失う悲しみは計り知れず、予想もできないダメージを受けるのでしょう。
気づいていた、それ以上の価値の大きさを初めて思い知るから。
ただ、悲しみは消えなくとも、傷みは重ねる年月が癒してくれます。

私はあと数年もすれば、父を亡くしたころの母の年齢になります。
あの日からもう、20年以上経っていることに驚かされます。
父の葬式当日も、斎場で電話で仕事の手配をしていた、
なんとも親不孝な娘です。
ただ、今思えば、
そうしていた方が現実を直視しないで済むからだったのでは、と。

悲しみ、後悔は、今も無くなりません。
それでも日常を変わりなく過ごし、喜怒哀楽の日々を送り、
当時とは別の時間を生きています。

最近は息子との関係に悩む毎日・・
きっと息子もまた、私という存在を私が目の前にいなくなってから、
初めて意識するのでしょう。
空回りする親子の会話を続けながら、ふと、そんなことを思います。
さて、息子は私の価値をどう評価してくれるかな?

子であり、親でもある今、
どのように家族に接し、どのように家族とともに過ごすか、
それが子どもへの置き土産になるのだろうと・・。

きっとやえさんも、次の1年、その次の1年と、ゆっくり傷を癒し、
その膨大な時間の中でお子さんやご主人、ワンズに
たくさんの贈り物をしていくことでしょうね。

自己を「生きる」なかで、他己を「生かす」。
この先も父がそうしてくれたように、
家族を生かすために生きることができたら幸せです。

とりとめのない文章で申し訳ないですが、
やえさんに、ずっと幸せが続きますように、ただただ願います。

では、また。

2017.06.06 15:38 *幸四郎母さん

幸四郎母さん、ありがとうございます。
長い長い一年でした。過ぎてみれば早いのですが・・・。

毎日、静かに父を想うことによって、
そして見守ってくれていると信じることによって
穏やかな日々を過ごせていると感じています。
考えるとやはり泣いてしまうし、懐かしい思い出を振り返れば、
これも泣いてしまいますが、少しずつ泣かない日が増えていくのかな。

子ども達は元気です。
息子はこの数か月でも背が伸び、足も大きくなりました。
ハニョ&シャビは涼しいエアコンの下で昼寝をして、
お散歩ではるんるんしています。
これから蒸し暑くなりますから、
幸四郎母さんも身体にはくれぐれも気をつけてくださいね。

2017.05.31 13:15
幸四郎母
やえさん
一年たったのですね。

本当に涙ってこんなに流れるものなのかと。
瞼を閉じていようと開けていようと自分の意志ではどうにもできずとまらずに流れ出すものなのだと。
何度か経験するものなのですね。

やえさんにとって昨年よりも穏やかな時間が流れていたらいいなぁと思いながら読ませて頂きました。
小さなおこちゃまたちの写真、大きくしてみました。
(成長が楽しみです。)
はにょしゃびちゃんたちの写真もみられて嬉しかったです。

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