日記を書くということ。 | 雨、ときどき快晴。

雨、ときどき快晴。

気の向くまま、風の向くまま、生息中。ただひたすら怠惰に眠るのが、目下の夢。
気の向くまま、風の向くまま、生息中。

ただひたすら怠惰に眠るのが、目下の夢。
日記を書くということ。

日記を書くということ。

確認したいことがあって、
去年の日記帳を開いていた。

写真は、去年と今年の日記帳。
去年は2冊、今年は3冊書いている。

娘とハニョ&シャビについて記す育児日記、
スケジュールや雑多なことを整理する手帳、
それから、自分の日々を綴る日記。

眠くて疲れて、今日のことを残せなくてもいいや、
と思いたくなる時もあるけれど
それでも、できる限り一日一日を綴りたいと思う。

小学生の時から日記を書いているから
わたしにとってはそれが日常で、なくてはならないけれど
周囲の人々は、書き続けるのはかなり難しいと言う。

始めてみたもののすぐ書かなくなった、とか、
つい忘れてやめちゃった、と聞くと
もったいないなぁと思う。
続けたら、良いことがたくさんあるのに。
綴った日々が、
つらい時に奥底から救ってくれる時が来るのに、と。
経験からそれを感じている。

日記を書いていてよかったことはたくさんあるけれど
どんなつらかったことも書くことによって
「乗り越えられた」実感を伴うことや、
乗り越えた事実を残しておけること、

昨日今日ではわからない気持ちの変化が
一年、三年、五年と綴ることによって
大きく変化していくのが目に見えること。
これらは「書いた」からわかることなんだなと思う。

ほんの時折、気まぐれに昔の日記帳をめくって
読んでみると、どのページも、
その日のことがありありと書かれていておもしろい。
一日に起きたこと、人が言っていたこと、
それを聞いて感じたことetc・・
そして、自分がいかに変わってきたのか、
あらためて驚く。


娘がうれしそうに化粧のパフを片手に持ち、
鏡をのぞき込む姿を見て思い出したことがある。

10年以上も前のこと。

その日わたしはバスに乗っていて
3〜4歳の愛らしい女の子と
お母さんのやりとりを見るともなく眺めていた。
女の子は、お母さんから化粧のコンパクトを借りて
小さな手のひらの上で大切そうに開き、
はにかんだ表情で鏡を眺めていた。

あんなに小さくても、鏡を見るのがうれしいんだ、
女の子なんだな〜と思わず微笑んでしまった。

女の子はしきりにママに話しかけていて
可愛いな、ママのこと大好きなんだな、と
まぶしいものを眺めるような気持ちになると同時に
ふいに、わたしにはやってこない瞬間かも
しれないなと思った。

結婚願望もないし、子どもを持つことも怖い。
自分とは違う人生なんだな、
おそらくわたしは、子どもを持つ人生を歩まないだろうと。

20代前半だったわたしは、そう日記に書いていた。
その親子の姿を見て、
自分の未来を見たような思いだった。

当時だけじゃなく、その後も長い間そう思っていた。

でも、その日の日記には続きがあり、
最後にこう記してあった。

 「もし・・もし何か大きな変化があって
 子どもを授かることがあったなら
 そしてそれが女の子だったら、
 ひとつだけつけたい名前がある。」

その名前を、
どんな思いで当時のわたしは書いていたのだろう。

大きな変化・・
きっとハニョと出逢ったことがわたしを変えた。

そしてその時に記した名前が、今の娘の名である。

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2013.04.19 09:18
やえ
えりぃさん、ありがとうございます。

未だに、自分に子どもがいるなんて、と
ふと思う時があります。
どんなことでもつながっているんですね。

日記を書き始めたらきっと書けますよー!

自分の中で整理をして書くので
人に伝える言葉の選び方が自然と訓練されるし、
漢字も覚えるしでいいこといっぱいです(^^
(案に勧める・・笑)

2013.04.17 22:05
えりぃ
娘さんの名前の由来のくだり・・・ジ〜ンと来ました。

私も毎日 日記を書いたら、そんな素敵な文章が・・・
書けませんね(汗)

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