雨、ときどき快晴。

気の向くまま、風の向くまま、生息中。ただひたすら怠惰に眠るのが、目下の夢。
気の向くまま、風の向くまま、生息中。

ただひたすら怠惰に眠るのが、目下の夢。
パン屋再襲撃

パン屋再襲撃

記事タイトルは、
村上春樹の懐かしい短篇集から。
昔の村上春樹は好きだったなぁ。


土曜日、父の家に行く前に
父の家の近所にあるパン屋に行った。

ここは子どもの頃から長きに渡って
通っていたパン屋さんで、
休日の朝、家族のぶんのパンを買いに、
家からパン屋さんまでの細い道を
歩くのが好きだった。

おじさん、おばさんとも親しく、
夏休みはパン作りの体験をさせてもらったり、
そのパン屋さんのおうちでは犬を飼っていたので
用事がある時には家で犬を預かったりと
良いつきあいをしていて、子どもながらにうれしかった。

引越しの話が出た時、何より思ったのは
もうあの道を歩いてパンを買いに行けないんだ・・と
いうことだった。
結局その時は引っ越しをせず、
中学校になると学校で食べるためのパンを買いに通い、
家を出て一人暮らしをするまでずっと通い続けた。

その後も、父に会いに行く時には
よく寄っていたのだけれど
パン屋のおじさん、おばさんが引退し、
息子であるお兄さんが継いで改築して
店やメニューをリニューアルすると、
郊外にあるその小さな小さなパン屋さんは
瞬く間に人気が出てあちこちでも取り上げられ、

今や、「日本一行列ができるパン屋さん」と
呼ばれるようになった。

そんなに人気が出たなんて!とうれしい反面、
全国からそこのパンを求めて多くの人が集まり、
連日長い行列ができて、
地元のお客さんはなかなか買えなくなってしまった。

わたしもその一人で、長時間並ぶのも難しいので
ほとんど行っていなかったんだけれど
父がそこのカレーパンが好きで、
もしかしたらカレーパンなら食べられるかも、と
久し振りに行列に並んだ。

40分かかって、ようやく買えた!

父はとても喜んで、カレーパン好きなんだといい、
でも、いつものように「後で食べる」と言って
すぐ食べてはくれなかったけれど・・
あの後食べてくれたのかなぁ。

わたしも懐かしいパンを食べて
なんだか胸がいっぱいになった土曜日。

でももちろん、またまたいつものようにオチがあり・・・

パンを持って帰ったら
欲しい!欲しい!とドタバタ大騒ぎしたハニョ&シャビ。

キッチンでパンを袋から出していたら、
速攻でハニョが紙袋をくわえて
クレートに向かって猛ダッシュ。
そういう時のハニョは、めちゃ早い。

しばしクレートに立てこもり。
パンは袋には入っていないのに
ふがふがにおいを嗅いでは、ご満悦。

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