雨、ときどき快晴。

雨、ときどき快晴。

気の向くまま、風の向くまま、生息中。ただひたすら怠惰に眠るのが、目下の夢。
気の向くまま、風の向くまま、生息中。

ただひたすら怠惰に眠るのが、目下の夢。
雨の日の誕生日。

雨の日の誕生日。

写真は、夫撮影。
毎朝、園へ向かう前の
チビたちによるハニョ&シャビとの別れの挨拶。


今朝の息子。

「あ、鼻水がちょっと出てるよ」
と言ったら、
自分でティッシュを取りに行って鼻をかみ、
そのままタッタカ歩いて一目散に
それをゴミ箱に捨てに行った。

「わぁ、すごいね!上手!」と
わたしが拍手したのにあわせて
「すごいすごい!」とこつぶと夫も拍手して
末っ子っていいなぁ、こうしてみんなに囲まれて。

週末から息子が高熱を出してハラハラして、
いつもの夜泣きにくわえてさらに泣いて
まともに寝られない日々でしたが
やっと元気になりました。

こつぶと比べると、
息子は高熱や病院通いは少ないけれど
それでもやはり、高熱の時には
毎回生きた心地がしません。

そんな数日だったので
昨日友人たちからお祝いのメールや手紙や
贈り物やlineなどをもらって
「あーそうか、誕生日なんだなぁ・・」と
その時だけやっと実感しました。

またひとつ歳を重ねた昨日は
わたしらしく、一日雨でした。

生まれてからずっと、
「おめでとう」と言い続けてくれた父がいない、
初めての誕生日。
まだ父がいないことが信じられない気持ちがあったのに
あぁ本当に「おめでとう」の言葉が聞けないのだと・・・。

寝る時にこつぶが、いつものように
「抱っこして」と言うと思ったら

昨日は突然、「ママ、だっこさせて」と。

「ここにきて。だっこさせて」と言って
両手を拡げて、わたしをそっと抱きしめて
頭を撫でながら、
「ママはおりこうさん。とってもいいこ。
ママ、大丈夫だからね。」
と何度も何度も子守り歌のように繰り返すから
急に涙があふれてきて・・・。

何を言ったわけでもないのに
わたしの心中を察してのことなんだろうか。
なによりうれしい、思いやりという名のプレゼント。

そして、誕生日に毎年していること。
父からもらった手紙を読む、ということ。


『 梅雨時だったにも関わらず、
 やえが生まれた6月28日の朝は
 世界中の祝福を受けてか、
 快晴でした。  』


この一節を大切にあたためて、
毎年誕生日に読んでいるんだよ、と
伝えることもできなかったけれど。

またすこし泣いて、
ぐずる息子を抱っこして。

こつぶが産まれた、照りつけるような暑い真夏の日と
息子が産まれた、かじかむように寒い真冬の日を
思い出しながら、
子どもたちふたりに宛てて、手紙を書いた。

何年後、何十年後。

今のわたしがそうであるように、
子ども達のこれからの長い人生の一日を
いつか言葉で支えられたなら。
ひとつの変化

ひとつの変化

雨降りの季節になりました。

月曜日の朝に雨が降ると、

「勤め人の経験上、
月曜日の朝の雨が一番嫌ですね」

という父の手紙の一節を思い出します。

これまでも、いつも月曜の雨のときは
思い出していましたが
これからもずっと思い出すのでしょう。


あの日、家の電話が鳴って
父が亡くなったと知らせを受け、
その場にしゃがみこんだわたしに、

二階から階段を降りてきたこつぶが
そばに駆け寄って、こう言いました。

「ママ、どんな悲しいことがあったの?」

説明をすると、幼い子どもとは思えないほど
理解をしていました。

その後も、車の中でふいに流れた「Let it be」を聴いて
「ママ、このお歌はちょっと悲しいけど
痛い痛いのじいじに今聴かせてあげたいね」
などと言います。

息子はもちろんわかるはずもなく、
シャビもいつも通り、テケテケです。

そんな中、ただひとつ、
家の中で変化がありました。

ハニョです。

父が亡くなって慌ただしく出かけ、
たくさんの用事をこなして帰ってきたその時から
変わっていました。

いつもわたしの様子を見ているハニョだけれど
暑いこの頃は冷たい床で寝ていることが多かったのに
そっと寄り添うようになりました。
気がつけば触れている、そんな感じです。

そして、いつもお風呂に入る時には
「お風呂に入ってくるね。すぐ戻るね」と言うと
リビングのソファに寝そべって待っているのですが
浴室を開けると・・・そこで待っていました。

写真のように、
子ども達を着替えさせるために敷いたタオルの上に
寝そべって、じっとわたしを見上げています。

子ども達は「ハンちゃんだ!」
「なんでここにいるの?」と大喜びだけど
わたしから視線をそらさず、ただ見つめるハニョ。

その、わたしを見つめる瞳の中に
なんとも言い難い、憐れむような、
心配するような憂いを感じて、驚きました。
イタズラをするハンコロジスタでも、
満面の笑みでもない、憂いをたたえた目。

心配しているんだ、と
その目を見て気付きました。

人前では泣かないようにして、
子供たちの前では笑って
はたから見れば、ごく普通に過ごしているのに
ハニョは・・・。

あの日から毎日毎日、
お風呂の間も、扉のむこうで待っています。
トイレに行く時も、急いでついてきます。
いつもすぐそばにいて、そっとわたしを見ています。

「大丈夫だよ、ハニョ。ありがとう」って
毎日、何度も何度も抱きしめています。
あれから

あれから

父についてお知らせだけを書いたまま、
もう半月が経ってしまいました。
更新できずにすみません。

父に関することはわたしがメインでやっていたため、
あの後すぐに葬儀やお通夜の準備となり、
決めなければならないことや方々への連絡、
駆けつけてくれた人たちへのホテルの手配など
バタバタと忙しなく・・・
葬儀を無事に終えてからは、
今度は公的な手続きや書類の手配や提出、
片づけなどで慌ただしくしています。

もっとゆっくり泣きたくても、
悲しみに深く浸る余裕すらなく、
子どもたちや犬たちの世話もあるので
ぼーっとできる時間もなく・・・
家事をしている最中にふいに思っては
突発的に涙がこぼれ落ちる、そんな毎日です。

一週間お休みをいただいた後、仕事にも戻ったので、
今は合間合間にやっているけれど
まだまだたくさんやることが残っています。
半月が経ったため(あまり記憶にないほど早かった…)
今度は四十九日の法要の準備も始まっていて。


書きたいことや聞いてほしいことは
たくさんあるんだけれど
何度か書こうとしても、
言葉を探す途中で行き詰ってしまい、
何も浮かんでこなくなってしまいました。


突然の別れでした。
最期に言葉を交わすことも叶いませんでした。
たぶんそのことが、
心をより重く苦しくさせているんだと思います。

まだ振り返るほどの気力がないのかもしれません。
自分の心の立て直しに、すこし時間がかかりそうです。


たくさんのコメントをいただいて・・・
泣きながら読みました。
感情を抑えずに、直接泣きつきたいくらいでした。
ありがとうございます。
本来なら、ひとつひとつ時間をかけて
きちんとお返事をしたいのですが、
まだ父のことを冷静に振り返ることができないため、
なんてお返事を書けば良いのか、
言葉がうまく出てこない状態で。。
ここでお礼と代えさせてください。

お気持ちがとてもうれしかったのに
お返事を書けなくて本当にごめんなさい。


そこにただ父がいない、事実はそうなんだけれど。

いつも、父の調子は大丈夫かな、ちゃんと食べているかな、
父の様子を見に行ってこよう、顔色は大丈夫かな、
そろそろ病院に連れていかなくちゃ、etcetc・・・
毎日習慣のように思っていたので、
もうその心配をしなくていいという現実にどうしても慣れなくて。
時間の経過とともに、少しずつ受け入れていくのかな。


頑固で偏屈で。

人付き合いは下手だし、
いつも何かに毒づいているし、
勝手気ままで、大変な人だったけど
わたしは父のことが大好きでした。

辛辣で、冗談を愛していて、
寂しくて弱くて、愛情深くて、
動物に対しては掛け値なしに優しくて、
チャーミングな人。

今はただ、父の言う冗談が聞きたくてたまりません。


でもきちんと現実と向きあって、
しっかり過ごしていかなくては。

子ども達もハニョ&シャビも平和で、
いつものように甘えて
いつものようにワーワー騒いで、大笑いして
おもちゃを取り合って泣いて、
抱きしめられて笑顔になって、の毎日です。

今日も頑張ったら、
また明日も頑張ってみよう。

泣いたり笑ったりしながら、一日が過ぎていきます。
2016年5月29日、快晴。

2016年5月29日、快晴。

今朝・・・

五月らしく、心地よく晴れた朝、
父は逝ってしまいました。

最期まで父らしく、全うしました。
おだやかで、眠っているようです。


わたしにとって、最愛の父でした。


何かを今、書こうと思うんだけど
書きたいことはいっぱいあるはずなんだけど
言葉が足りなくて、見つからなくて
表せそうにありません。
まさかこんなふうに、悲しいお知らせを
書く日が来るなんて、と
信じられない気持ちもあるのだと思います。

もう、ハンちゃんの頭に落書きをすることも
「知ってるかもしれないけど」って
わたしへの愛情を堂々と語ってくれることもない。

わかっていたけれど。

わかっていたんだけれど。

それでもやはり、生きていて欲しかった。

もう、言ってもいいよね、お父さん。
生きていてほしかったんだよ。


父が長年に渡って書き綴ってくれた
たくさんの手紙をぼんやりと眺めて、
ふるえる手で何通か読み、
堰を切るような慟哭に駆られています。


時々書く父の近況を読んで気遣って下さった方々、
心配してくれたり、
優しい言葉を掛けていただいた方々に
心よりお礼を申し上げます。
慰められ、励まされました。

なんとか心をしっかりもって、
見送ってこようと思います。
保育参加&おにぎり遠足

保育参加&おにぎり遠足

昨日は、保護者が日替わりで園の先生となり、
子どもたちの様子が見られる保育参加の日で
今年は初めて夫にパパ先生となってもらった。

これまではわたしが参加していたけれど
今年から息子のクラスでもあるため、分担して。

こつぶは始めこそ「ママがいい〜」と言っていたけど
とても楽しかったみたい。

そして今日はおにぎり遠足!
小さなおにぎりを持って近くの公園へ行く、
ただそれだけのことなんだけれど
子どもたちにとっては、大きな楽しみ。

こつぶも、もう4歳9か月。
周囲からいつも、しっかりしてるね〜と
言われてきたけれど
変わらず、しっかりぶりを日々発揮している。
(プラス、おバカなこともたくさんやるけれど)

何日か前、
「おにぎり遠足の持ち物、なんだったかなぁ」と
わたしが言えば、

「おにぎりは、ちいさいやつだからね」
「レジャーシートは、しーちゃんひとりが座れる大きさでいいの。
重いとたいへんだから。100円ショップでも売ってるから」
「水筒のひもは、長いと危ないから短くしてね」
「おしぼりももっていくの。ぬらしたやつ」
「お洋服は、スカートはいけないの。ひっかかっちゃうとあぶないから。
ほんとはスカートがいいけど、ズボンにするね」

etc etc・・
園からの説明の紙よりもずっとくわしく教えてくれて、
わたしはただ、
「ふうん。そうか」
「なるほど」「了解!」
などと相槌を打って準備すればよかった。

そう話している間も、ギャーギャーわめきながら
ゴミ箱をひっくり返したり、
ダイニングテーブルの上に登って
突如ぐるぐる回り始めたりする息子をあわてて抱っこして
こつぶとふたりがかりでなだめつつ・・・。

息子が遠足へ行く頃は、どんな感じなのかなぁ〜。
持ち物など何一つ気にせず、
「おにぎり!おにぎり!」と騒いでいるような気がする(笑)
おかえりなさい! その2

おかえりなさい! その2

おかえりなさい、のその2。

今度は、外から帰ってきたハニョ&シャビを
子どもたちがお出迎え。

ふたりとも、それはもう、
ハニョ&シャビのことが大好きで・・・
ほんの少し離れただけなのに
この写真たちのように、
こんなに喜ぶかね?ってくらい(笑)

息子はこの頃いつも、
ハニョ&シャビの毛の中に
顔をうずめています。

ほかのわんこたちも大好き。
街で見かければ、
「わんわん!わんわん!!」と大興奮。

そう、こつぶと同様に、
息子がはじめてはっきりとしゃ
べった言葉は「わんわん!」でした(^^

「ママ」の第一声よりもうれしい。
犬好き冥利に尽きます。
おかえり。

おかえり。

いつも四六時中、
ママ!ママ!の2チビ&2ワンだけど
夫が早く帰って来られる時は
やっぱりうれしそう。
ふだんは寝静まってから帰ってくるものね。

玄関に入ってきた気配を察知して
扉が開く前からおまちかね。

あれ?ひとり足りない?

ハニョは怠惰に、わたしの隣から動かずに
しっぽを振っている(^o^;
ありがとう、アンちゃん。

ありがとう、アンちゃん。

土曜日、大事な大事な、
大好きなお友達のわんこが
虹の橋を渡ってしまいました。

ブログを始めてから知り合ったお友達わんこたちは
ハニョ&シャビより少し年上の子たちが多くて
それもあって、ここ1〜2年は
悲しいお知らせを聞く機会が急に増えていました。
そのたびに胸をかきむしられるような気持ちで・・・。

「デカキャバ」と共通項として語り合ったお友達も
何頭も虹の橋を渡っていきました。

デカキャバ界の王子ことベッカムくんや、
コジムサ家のムサシくん、
ハニョと同じ女の子で大きかった、かれんちゃん。

みんな本当に可愛い子たちで。
まだまだ元気でいてほしかったのに。

そして今回・・ずっと以前、
まだハニョと一人+一匹くらしだった頃に知り合って
とても親しくしてくれて
宮崎へ一家で引っ越してからも近況を知らせ合っていたお友達、
アンちゃんが亡くなってしまいました。

アンちゃんのおとんがよく、
「幅のアンちゃん、長さのハンちゃん」
「アンちゃんは大乃国で、ハンちゃんは大林素子」なんて
ふたりのデカキャバを比べて、言ってたよね。
ついこの間のことのように思うのに
もう8年も前なんだ。

宮崎へ会いに行った2年半前は、
とても元気に迎えてくれたよね。
可愛くて、可愛くて・・・。

そのあと、病と闘って・・・
ご夫妻の献身的な支えの中、
最期まで頑張っていたね。
もうがんばらなくていいよ、と言ってもらって
楽になったかな?
もう痛くも苦しくもないかな。

楽しい記憶が次々と思い出されて
涙が次々とあふれて。
「アンちゃん、覚えてるかな?」って
ハニョ&シャビを抱きしめて。

今頃は宮崎の広い広い空の下、
おうちのドッグランを見下ろしているかな。
アンちゃんが大好きだった場所。

アンちゃん、ありがとう。
ずっとずっと大好きだよ。
本気のかくれんぼ (約1名)

本気のかくれんぼ (約1名)

かくれんぼや追いかけっこが
大好きな子どもたち。

事あるごとに
「ママおいかけて〜〜」
「かくれるから見つけて!」と
催促される。

といっても、家の1階は
ソファやテーブル類以外の家具はないので
どこに隠れてもすぐに見つかる(o^∇^o)ノ

その、「すぐ見つかっちゃう」感も
子どもにはおもしろいらしい。

が、コミュニケーションの類には
何かと参戦する、うちのハニョ。

追いかけっこも間に入ってくるし、
かくれんぼをしていても
すぐに場所を教えちゃう。

そしたら・・・

あれっ?ハニョがいない??

「どこに隠れた?!」
「見えない場所なんてないはずなのに?」

と探したら・・・

子どもの遊びスペースのおもちゃの収納場所に
おもちゃの一部と化していた!

あんた、本気ですやん。

誰よりもまじめに隠れてますやん。。

こつぶはのけぞって大爆笑。

誰も隠れたことがない場所を発掘するハニョ。
いやはや、さすがです。
ぬくもりと爆笑

ぬくもりと爆笑

しょっちゅうくっついている、
わんこと子ども達。

息子はハニョ&シャビとふれていると
安心するようで
よく被毛の中に顔をうずめてる。

シャビは最近、こつぶにもよく甘えてる。

昨日も、シャビに寄りかかり、
くっついていた息子。

「おかあさんといっしょ」を観ながら
大爆笑。

いや、おかあさんといっしょって
爆笑するような番組ではないんですが…。

笑いのツボが何かと浅い。
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